行政書士試験|模試で点数が取れない人は合格できる?160点の目安と対策

行政書士試験

模試で点数が取れなくても、合格することはできます。

そもそも行政書士試験は合格率10%前後の試験なので、途中で点数が安定しないこと自体は珍しくありません。
試験の全体像については、
「行政書士試験|合格率はなぜ低い?10%前後の試験」

実際、初学のときは、本番が一番点数が高かったという人も多いと思います。

私もそうでした。

ただ、体感としては
模試で160点前後が取れていないと、本番でも安定して点数は取りにくいと感じています。

ではなぜ、初学のときは本番で点数が上がるのか。

おそらく、初めての試験という緊張感。
いい意味でのプレッシャーやアドレナリンが出て、
普段以上の力が出ることがあるからだと思います。

「ここで点を取らないといけない」という集中力が、
一時的に底上げされるような感覚です。

ただ、この状態は安定しません。

勉強していても点数が伸びない時期は誰にでもあり、
この点については、
「行政書士試験|成績が伸びない時期は8割」
という記事でも書いています。

毎回同じように発揮できるものではありませんし、
再受験になると、その“特別な感覚”はだんだん薄れていきます。

私が合格した年は、むしろ逆でした。

本番でも特別な高揚感はなく、
模試を解いているような感覚で、かなり冷静に受験していました。

緊張していないわけではありませんが、
変に力が入ることもなく、淡々と問題に向き合っていた記憶があります。

そのとき意識していたのは、

「模試は本番のつもりで、本番は模試のつもりで解く」

ということです。

模試では緊張感を持って取り組む。
時間配分も、本番と同じ意識で解く。

一方で本番では、
「いつも通り模試を解く感覚」で、できるだけリラックスして臨む。

この切り替えが、かなり大きかったと感じています。

実際、本番で分からない問題が出てきても、
特に焦ることはありませんでした。

「分からないものは分からない」と割り切って、
そのまま飛ばして次に進む。

気持ちを乱さず、
取れる問題を確実に取ることに集中する。

これができるかどうかで、点数は大きく変わると思います。

この“動揺しないこと”は、データにも表れています。

例年、Cランク問題の直後の問題は、
A・Bランクであっても正答率が下がる傾向があります。

本来なら取れるはずの問題でも、
一つの難問でリズムを崩してしまい、そのままミスが続く。

つまり、知識ではなくメンタルの影響で点を落としているということです。

さらに行政書士試験の特徴として、
CランクやDランクの問題が3問、4問と続くことが、たまにあります。

こういう並びになると、
「分からない問題が続いている」という感覚になり、
どうしてもメンタルが崩れやすくなります。

でも実際には、その先に
必ず基本的な問題が出てきます。

問題が難しくなっているのではなく、
たまたま難しい問題が続いているだけです。

だからこそ、そこで追い詰められてはいけません。

分からない問題が続いても、
「こういう並びもある」と割り切って、淡々と進む。

そして、次に来る基本問題を確実に取りにいく。

この意識があるだけで、
本番の安定感は大きく変わると思います。

だからこそ、本番で大事なのは

どれだけ冷静に受験できるか

だと感じています。

そしてその状態は、本番だけで急に作れるものではありません。

普段の模試の受け方で、ある程度決まります。

模試を「練習だから」と軽く受けていると、
本番でも同じように気持ちが入りきらなかったり、
逆に急に緊張しすぎたりします。

逆に、模試の段階から

・本番と同じ時間配分で解く
・分からない問題の処理を決めておく
・メンタルの保ち方を意識する

こういったことを繰り返していると、
本番でも自然と同じように動けるようになります。

初学者の方には、ここまで意識するのは難しいかもしれません。

まずは知識をつけること、問題に慣れることが優先です。

ただ、再受験の方は特に、

「落ち着いて受験すること」

を意識してみてください。

知識はすでにある程度あるはずなので、
最後に差がつくのは、こういう部分だと思います。

模試で点数が取れないこと自体は、そこまで問題ではありません。

でも、模試の使い方次第で、本番の結果は大きく変わります。

模試からすでに本番は始まっている、くらいの気持ちで取り組んでみると、
見えるものが変わってくるかもしれません。


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