行政書士試験の勉強を始めるとき、よく出てくる疑問があります。
過去問はいつから解くのか。
まずテキストを読んでから?
講義動画を見てから?
いいえ。
一番最初に触れてください。
正確には、最初は解けないので
「解く」というより「読む」感覚です。
過去問は試験勉強の「原点であり頂点」
あらゆる試験において、過去問は
原点であり頂点
だと思っています。
試験問題は毎年まったく自由に作られているわけではありません。
必ず
傾向と対策があります。
過去問を見ることで、
・どの分野が多く出題されているのか
・どんな聞かれ方をするのか
が見えてきます。
独学で勉強する場合でも、
過去問を見れば
どの分野に一番時間をかけるべきか
が自然と分かってきます。
最初は「解けなくて当たり前」
初めて過去問を見ると、ほとんど解けません。
でもそれで大丈夫です。
実際、私も初受験のときは100点からのスタートでした。
そのときの勉強の流れについては、
「行政書士試験、初受験100点から合格まで」
の記事でも書いています。
最初の目的は
問題を解くことではなく、試験を知ること
だからです。
問題文や選択肢を読みながら、
・こんな聞き方をするのか
・この分野がよく出るのか
という感覚を掴んでいきます。
あし別問題集を否定するわけではない
とっかかりとして、
あし別問題集を解くことを否定するつもりはありません。
ただ、最終的に必要になるのは
5択の中から正解を選ぶ力
です。
本試験は5択問題です。
どれだけ知識があっても、
・選択肢を正確に読む力
・素早く判断する力
がなければ、本番では点数につながりません。
その意味でも、
5択形式の過去問を使った訓練は避けて通れないと思います。
また、過去問で出てきた条文は
六法で確認する習慣をつけておくと理解が深まります。
六法の使い方については、
**「行政書士試験|六法の使い方」**の記事でもまとめています。
「過去問◯周」は目的ではない
「過去問を20周しました」
と自慢げに話している人を見かけることがあります。
もちろん、繰り返すこと自体は大切です。
ただ、回数そのものが目的になってしまうと、
少し危険だと思います。
勉強は
・回数
・勉強時間
を増やすことが目的ではありません。
最終的に大事なのは
本試験で合格点を取れるかどうか
それだけです。
数字にとらわれすぎない
目に見える目標は、達成感があります。
・今日は◯時間勉強した
・過去問を◯周した
こうした数字は、分かりやすいからです。
でも、
本当に大切なのは「理解」です。
1問1問を理解する作業は、
正直に言うと
あまり楽しいものではありません。
むしろ
・時間がかかる
・苦しい
・地味
そういう勉強です。
本質から逃げない
それでも、
絶対に合格したいなら
そこから逃げないことだと思います。
回数や勉強時間に安心するのではなく、
1問1問の理解を積み重ねる。
遠回りに見えても、
それが一番確実な方法だと思います。
過去問は、勉強の終わりではなく、勉強の始まりです。

