行政書士試験の勉強をしていた頃の私は、
「まずは合格しよう」
それしか考えていませんでした。
合格すれば何とかなる。
道が開ける。
そんなふうに思っていました。
でも、不思議なことに合格が近づいてくると、今度は別の不安が出てきます。
「合格した後、どうするんだろう」
そんなことを考えるようになりました。
合格したら安心できると思っていた
受験生の頃は、とにかく目の前の勉強で精一杯です。
行政法。
民法。
記述。
模試。
覚えることも、やることもたくさんあります。
だから、
「まずは合格してから考えよう」
そう思う人も多いと思います。
私もそうでした。
でも実際は、合格したら不安がなくなるわけではありません。
開業するのか。
勤務行政書士になるのか。
何を取り扱うのか。
仕事は取れるのか。
お客様対応はできるのか。
考え始めると、不安はいくらでも出てきます。
私が怖かったのは開業ではない
今振り返ると、
私は開業そのものが怖かったわけではありません。
本当に怖かったのは、
行政書士として働いたことがないこと。
でした。
申請書を作ったことがない。
お客様対応をしたことがない。
報酬をいただいて仕事をしたこともない。
何が起こるのか分からない。
だから怖かった。
ただ、それだけだったのだと思います。
受験勉強も同じだった
よく考えると、受験勉強を始めた頃も同じでした。
行政法なんて全く分からない。
民法も意味不明。
六法の引き方も知らない。
模試も受けたことがない。
何も知らないから不安でした。
でも今は、その頃より少しだけ分かることが増えています。
勉強を続けてきたからです。
最初から知っていたわけではありません。
少しずつ覚えて、少しずつできるようになりました。
人は知らない世界を怖がる
私は新卒で入った会社を辞める時も同じでした。
辞めること自体が怖かったのではありません。
辞めた後の世界を知らなかった。
だから怖かった。
行政書士試験も似ています。
合格後の世界を知らない。
開業後の世界を知らない。
だから不安になる。
人は、経験したことがないことに恐怖を感じます。
それは弱いからではありません。
ごく自然なことです。
👉私は以前、「まだ何もしていないのに、向いていないと決めないでほしい」という記事も書きました。
開業も受験勉強も、実際にやってみないと分からないことがたくさんあります。
分からなくても進んでいい
受験生の中には、
「合格できる気がしない」
「開業なんて無理そう」
「自分には向いていないかもしれない」
そう思っている方もいるかもしれません。
でも、その不安の正体は能力不足ではなく、
経験したことがないことへの恐怖
かもしれません。
最初から全部分かる人はいません。
分からないから勉強する。
分からないから調べる。
分からないから経験する。
そうやって少しずつ前に進んでいくものです。
だから、今は分からなくても大丈夫です。
怖くても大丈夫です。
一歩ずつ進んでいけばいいと思います。
私自身、受験生時代は焦りすぎて自分で自分を追い込んでしまったこともありました。
👉同じような方は「焦りすぎて自分で自分を追い込んでいませんか?」も読んでみてください。
おわりに
行政書士試験も、合格後の開業も、最初は分からないことだらけです。
だから不安になるのは当たり前です。
私も、開業が怖かったのではなく、知らない世界が怖かっただけでした。
もし今、不安や焦りを感じているなら、それは前に進もうとしている証拠かもしれません。
ひとりで抱え込まず、一歩ずつ進んでいきましょう。
合格まで生存部も、そんな受験生の居場所になれたら嬉しいです。

