最近、スピーキングについて勉強していて、ふと思い出したことがありました。
大学時代、一番成績が良くて、一番好きだった授業。
それが「スピーチコミュニケーション」でした。
行政書士試験に合格し、開業準備を進める中で、自分の得意なことや好きなことについて考える機会が増えました。
そして気づいたのです。
私は昔から、人に物事を伝えることの大切さや面白さに惹かれていたのだと。
人を惹きつける人に憧れていた
私は大学時代、ESSに所属していました。
スピーチが好きでした。
もちろん内容も大事ですが、私が興味を持っていたのは別の部分です。
どうやって人を惹きつけるのか。
どうやって最後まで聞いてもらうのか。
どうやって伝えたいことを相手の心に残すのか。
そんなことばかり考えていました。
ある先輩はスピーチの途中で指をパチンと鳴らしました。
その瞬間、会場の空気が変わる。
みんなの視線が一気に集まる。
私はそれが格好良くてたまりませんでした。
先輩にコツを教えてもらい、部室で堂々と指パッチンの練習もしました。
何度も。
何度も。
でも、一向に鳴りませんでした。
今でもできません 笑
自分なりの方法を探した
指パッチンは諦めました。
でも、人の注目を集めること自体は諦めませんでした。
そこで私が考えたのは別の方法です。
伝えたいことの直前で、2〜3秒黙る。
会場が「どうしたんだろう」と思ったところで、少し声色を変えて話し始める。
すると不思議なことに、同じような効果がありました。
空気が変わる。
顔を上げる人がいる。
みんなが次の言葉を待っている。
今振り返ると、私は指パッチンそのものに憧れていたわけではありませんでした。
人を惹きつけること。
人に伝えること。
その技術や表現に惹かれていたのだと思います。
以前、「前に立つ経験」が自営業にも役立つのではないか、という記事を書いたことがあります。
あの時は漠然と感じていただけでしたが、今回改めて振り返ると、私は昔から「伝えること」に強く惹かれていたようです。
忘れられない審査員の言葉
大学時代、スピーチコンテストに出場したことがあります。
結果は1位ではありませんでした。
当時は本当に悔しかった。
たくさん練習していましたし、優勝したかったからです。
そんな私に、審査員の先生が言ってくれた言葉があります。
「あなたは、人に伝えたい、伝えようとしているパッションが一番伝わった」
当時の私は、その言葉を悔しさへの慰めだと思っていました。
優勝できなかった私へのご褒美のような言葉だと思っていたのです。
でも今なら少し違う見方ができます。
あの先生は、私自身より先に、私の資質を見つけてくれていたのかもしれません。
開業準備中に思い出したこと
行政書士試験の勉強を始めた頃、私は自分の将来に迷っていました。
だからといって、行政書士試験に合格すれば人生が劇的に変わると思っていたわけではありません。
ただ、自分にできることを増やしたかった。
働き方の選択肢を増やしたかった。
そのために勉強を続けてきました。
そして開業準備を進める中で、思い出したことがあります。
大学時代の自分です。
どうすれば伝わるのか。
どうすれば相手の心が動くのか。
どうすれば最後まで聞いてもらえるのか。
そんなことを考えるのが好きだった自分です。
英語が好きだった。
美術が好きだった。
料理が好きだった。
スピーチが好きだった。
一見するとバラバラです。
でも今振り返ると、私はその対象そのものより、
「伝えること」や「表現すること」
に惹かれていたのかもしれません。
だから大人になってから始めたブログも楽しい。
SNSの発信も意外と好きです。
受験生向けの生存部を作ろうと思ったのも、偶然ではなかったのかもしれません。
昔からブログを書きたかったわけではありません。
SNSをやりたかったわけでもありません。
でも根っこにある、
「どうしたら伝わるだろう」
「どうしたら相手に届くだろう」
という興味は、大学時代から変わっていなかったように思います。
これからも表現の研鑽を積みたい
37歳になって、自分の好きなことや得意なことを少し思い出しました。
行政書士試験の合格は、自分の根底にあった資質を再発見するきっかけだったのかもしれません。
どうすれば伝わるのか。
どうすれば人の心が動くのか。
どうすれば一歩踏み出す勇気を届けられるのか。
私は昔から、そんなことに惹かれていたようです。
だからこれからも、
文章でも。
会話でも。
発信でも。
表現の研鑽を積んでいきたいと思います。
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