新卒で入った会社は商社でした。
配属はルート営業。
正直、何も分かりませんでした。
商品知識もない。
業界のことも分からない。
お客さんと何を話せばいいのかも分からない。
そんな私に、部長が言いました。
とりあえず行って、顔を覚えてもらってこい。
その時は、
「え、マジか」
と思いました。
でも今振り返ると、この言葉は意外と本質だったように思います。
分からないまま毎日通った
暑い日も、雨の日も、
毎日同じお客さんのところへ顔を出しました。
当然、
「今日は何しに来たん?」
と言われることもあります。
答えに困る日もありました。
それでも、とりあえず行く。
それしかできませんでした。
自分では、
何も成長していないように感じていました。
でも後から振り返ると、その時期が土台になっていました。
受験勉強でも同じで、「ちゃんとやっているのに伸びない」と感じる時期があります。
👉「ちゃんとやってるのに伸びない。行政書士受験生が苦しい理由」
「ええやつ連れてきたやん」
そんな中、
たまたま良さそうなメーカーさんを紹介できたことがありました。
するとお客さんから、
「ええやつ連れてきたやん」
と言われました。
正直、
「たまたまやけどな」
という感覚でした。
でも、通っていなければ、
その「たまたま」も起きません。
今思えば、
あの頃に身についたのは知識ではなく、
分からなくても動き続ける力
だったのだと思います。
警察事務なのに警察学校?
その後、私は警察事務として働くことになりました。
すると今度は、
警察学校へ入校することになります。
正直、
「事務職なのに?」
と思いました。
なぜ学校へ行く必要があるのかも分かりませんでした。
でも、そこで今も自分の中に残っている考え方を学びました。
最悪を想定して100%準備する
警察学校でよく言われていたのが、
最悪の事態を想定して、100%準備する
という考え方です。
想定したことの99%は起こりません。
でも、準備していれば慌てずに対応できます。
この考え方は、
今でも仕事や日常生活の中で役立っています。
求められる力は違っても
商社の営業と警察事務。
求められる能力はまったく違います。
でも今振り返ると、
どちらの経験も無駄ではありませんでした。
私の中に残ったのは、
- 分からなくても動く力
- 最悪を想定して準備する力
この2つです。
行政書士として開業準備をしている今も、
役立っていると感じています。
その時は意味が分からなくても
その場にいる時は、
「これ、何の意味があるんやろ」
と思うことがあります。
私もそうでした。
でも後から振り返ると、
意外な形で今につながっていることがあります。
ただ、先が見えない時は不安になります。
「このままで大丈夫なんかな」
「ちゃんと前に進めているんかな」
私もそんなふうに焦っていた時期がありました。
👉「行政書士試験|焦りすぎて自分で自分を追い込んでいませんか?」
無駄だったと思っていた経験が、
実は土台になっていることも少なくありません。
だからこそ、
今すぐ意味が分からなくても、
目の前のことを一つずつやってみる。
それが、後から自分を助けてくれるのかもしれません。

