行政書士試験の記述式。
最初から書ける人の方が少ないと思います。
択一はなんとなく解けるのに、記述になると手が止まる。
問題文を読んでも何を書けばいいのか分からない。
白紙のまま時間だけが過ぎていく。
私自身もそうでした。
振り返ると、初学者の頃から本番まで、だいたい次の10段階を通ってきたように思います。
もし今、記述が全然書けなくても大丈夫です。
それは成長途中のよくある姿かもしれません。
① 全く書けない
問題文を読んでも、何を書けばいいのか分からない。
白紙のまま、時間だけが過ぎていきます。
最初はこれで普通です。
② 感想文を書き始める
問題文を読んで、
「つまりこういうことですよね?」
という文章を書き始めます。
でもそれは答案ではなく感想文。
自分の考えを書いているだけで、法律の問題に答えられていません。
③ キーワードがたまたま当たる
偶然、条文っぽい言葉や法律用語が入ることがあります。
自己採点すると、
「もしかして点入る?」
と思うこともあります。
ただ、この段階では再現性がありません。
④ 要件と効果を意識し始める
「これは要件効果の問題やな」
「結論はこれかも」
そんなふうに考え始めます。
ここで初めて、記述らしい思考が始まります。
⑤ なんとなく書けた気がする(でも点が伸びない)
一応最後まで書けるようになります。
自分では
「前よりは書けてる」
と思います。
でも実際は、
- 法律用語があいまい
- 表現が日常語
- 要件の精度が低い
などの理由で、思ったほど点が入りません。
この時期は、模試や過去問で思うような結果が出ず、不安になることもあります。
👉【行政書士試験|模試で点数が取れない人は合格できないのか?】
それでもこの段階で、
「自分は書けるようになってきた」
という感覚が出てきます。
⑥ 記述の書き方を真剣に学び始めて気づく
記述の書き方を学ぶと気づいてしまいます。
- 知識が点でしか入っていない
- 要件と効果がつながっていない
- なんとなく覚えていただけ
ここは結構しんどい時期です。
でも後から振り返ると、大事な成長のタイミングだったと思います。
⑦ 記述を本腰でやると、択一の理解が上がる
不思議なことに、記述を意識し始めると択一の理解も深くなります。
条文の構造や意味が見えてくる。
知識が点ではなく線でつながり始める。
記述対策は、記述のためだけではありません。
⑧ 本番までにキーワードを暗記する
時間は限られています。
だから最後は、
- よく出るキーワード
- 使える言い回し
を割り切って覚えることも必要になります。
完璧を目指すというより、点を取る準備です。
⑨ 直前でも「完璧」にはならない
正直、本番前になっても
「もう大丈夫」
とは思えません。
不安は残ります。
受験生の多くがそうだと思います。
記述が書けないことや模試の結果に焦り、自分で自分を追い込んでしまう方も少なくありません。
👉【行政書士試験|焦りすぎて自分で自分を追い込んでいませんか?】
⑩ 本番、知識を絞り出してなんとか書く
本番では、
これまで積み上げた知識を総動員します。
完璧ではない。
でも白紙でもない。
知っている知識をなんとかつなぎ合わせて書く。
これが現実です。
それでも合格はできる
記述は、本番までに完璧である必要はありません。
初学者の記述は、
「書けない」
↓
「書ける」
ではなく、
少しずつ段階を踏んで成長していくものです。
今どの段階にいても、それは前進です。
私も最初は白紙でした。
それでも最終的には合格できました。
だから今、記述が全然書けなくても焦らなくて大丈夫です。
一つずつ積み上げていきましょう。

