古物商許可の準備をしていると、最初につまずきやすいのが「住民票」と「身分証明書」です。
どちらも役所で取得する書類ですが、「どこで取るのか」「何が違うのか」が分かりにくく、ここで止まってしまう方も多いです。
この記事では、古物申請で必要になるこの2つの書類について、分かりやすく整理します。
■ 結論|取得先が違う
まずは結論です。
- 住民票 → 今住んでいる市区町村
- 身分証明書 → 本籍地の市区町村
この違いを押さえておくだけで、手続きはスムーズに進みます。
■ 住民票|今の住所で取得する
住民票は、現在住んでいる市区町村の役所で取得します。
古物申請では、以下の点に注意してください。
- 本籍地「記載あり」で取得する
- マイナンバーは「記載なし」にする
本籍地が分からない場合でも、この住民票を取得すれば確認できます。
■ 身分証明書|本籍地で取得する
古物申請でいう「身分証明書」は、運転免許証などの本人確認書類ではありません。
本籍地の市区町村で取得する書類で、以下のような内容を証明するものです。
- 成年被後見人でないこと
- 破産して復権していないこと など
つまり、「営業して問題ない状態か」を確認するための書類です。
■ 本籍地が分からない場合の流れ
本籍地が分からない場合は、次の順番で進めます。
- 本籍地記載ありの住民票を取得
- 本籍地を確認
- 身分証明書を本籍地へ請求
この流れで問題ありません。
■ 本籍地が遠い場合は郵送で取得できる
本籍地が遠方にある場合や、直接役所に行けない場合は、郵送で身分証明書を取得することができます。
一般的な流れは次のとおりです。
- 申請書を記入
- 本人確認書類のコピーを同封
- 手数料分の定額小為替を同封
- 返信用封筒を同封
これらを本籍地の役所へ郵送することで、後日書類が返送されます。
■ 郵送取得は時間がかかる
身分証明書は郵送で取得することが多く、通常は1週間前後かかります。
ただし、不備や地域によっては2週間〜1ヶ月程度かかることもあります。
特に以下のようなミスがあると、差し戻しになることがあります。
- 定額小為替の金額ミス
- 返信用封筒の記入漏れ
- 本人確認書類の入れ忘れ
申請スケジュールに影響するため、早めの準備がおすすめです。
■ よくある間違い
実際によくあるのが、次のようなケースです。
- 本籍地の役所に住民票を取りに行こうとする
- 身分証明書を免許証だと思っている
この2つは特につまずきやすいポイントです。
■ まとめ
住民票と身分証明書は、似ているようで役割も取得先も異なります。
最初にこの違いを理解しておくだけで、古物申請はスムーズに進みます。

