警察事務として拾得業務を担当していた頃、入力業務は、正直あまり得意ではありませんでした。
ただ、その中でも好きな業務がありました。
犯罪がらみの可能性がある拾得物を扱うときです。
そうした場合、刑事課や生活安全課と連携して業務を進めることがあり、拾得物も、指紋が付かないよう手袋を着けて扱うことがありました。
独特の緊張感がありますが、私はこういう業務が好きでした。
もともと子どもの頃から、警察ものの番組や事件・詐欺のドキュメンタリー、弁護士ドラマなどを見るのが好きで、警察が関わる世界そのものに興味が強かったのだと思います。
もちろん、警察の働き方そのものが自分に合っていたかというと、別の話です。
24時間動く組織ならではの緊張感や、休日・夜間を問わない対応には独特の厳しさがあり、自分は継続的にその働き方をするより、もう少し腰を据えて向き合える仕事の方が合うと感じていました。
ただ、それと、警察業務のテーマに惹かれることは別でした。
最近、古物商許可について調べたり書いたりする中で、なぜ自分が古物に惹かれるのか、少し分かった気がしています。
古物商許可制度には、盗品等の流通防止や、被害品の発見につなげるという側面があります。
警察との接点という意味では、古物許可はどこの警察署に出すのかも、最初につまずきやすいポイントだと思います。以前その点も記事にしました。
単なる「副業のための許可」ではなく、そうした制度趣旨にも、私は惹かれているのかもしれません。
市場性や業務としての可能性だけでなく、自分の興味の延長線上に古物がある。
古物は関心を持つほど、細かな手続上の注意点も見えてきます。
古物許可でよくあるミスについては、こちらでも整理しています。
→古物許可でよくあるミス3選
そう考えると、古物を深掘りしたくなる理由も、少し腑に落ちました。
古物を専門に考え始めたのは、後付けの戦略だけではなく、もともと自分の中にあった関心とも、どこかつながっているのかもしれません。

